かつて山鹿温泉のシンボルとして賑わっていた「桜湯」の建物が復元され、いよいよ11月23日(祝)にオープンします。
桜湯自体は表通りとは反対側に旧来の唐破風屋根の玄関だけが残るかたちで営業されてきました。今回復元された建物は表通りからでも、重厚な瓦屋根が良く見える堂々とした和風建物となっており、八千代座など旧豊前街道沿線の歴史的建物とも大変よく調和しています。
「山鹿千軒たらいなし」と言われ、湯量豊富でしかも泉質も抜群の山鹿温泉ですので、多くの観光客訪問が期待できそうです。
人口減少や高齢化が指摘される中で、古くからの景観を守り、復元するという方向で中心市街地の地域おこしを打ち出している山鹿市ですが、再生「桜湯」がその強力な呼び水としての効果を持つことは間違いないでしょう。その波及効果をどの程度広げていけるかは、地元の方々の熱意とその継続性しだいだと思われます。